引っ張られた墓参り
多分
引っ張られたんだと思う。
墓参りは好きな行事なんだ。
だが今日は、口に出さなかったが、朝から行きたくなかった。
墓の掃除中、なんだか攻められてる感じがして、謝りながら掃除した。
ずっと気分が悪くて、過去にない感じだった。
とにかく生きてるのが嫌になるほどに。
俺は免許がないから嫁さんの運転だったけど、自分で運転してたらと考えるとゾッとする。
何故かと言うと、生きてるのが申し訳なかったからだ。
だけど伝えた。
俺はいい。
嫁さんと子供達を守ってくださいと。
じゃないと、哀れすぎるから。
そんな思いも、ある場所を過ぎたら急に軽くなった。
別に特別な場所じゃないんだけどね。
今は明日からに備えて、好きな事をしてる。
先祖の皆様、不甲斐ない子孫です。
でもまだ逝くわけにはいきません。
やらなきゃいけない事があります。
なので、お守りください。
こんな状態で、歴史を終わらせたくない。
最後の男だから